国際女性の日によせて

3月8日は国際女性デーです。女性の、社会的、政治的な自由と平等について考える日となっています。しかし、それ以前に、世界には、暴力・人身売買・性的虐待・拷問などの被害者となる女性が跡を絶たないという現実があります。

ビルマでも、ビルマ軍によって女性が虐待される事件が、数多く報告されています。ビルマには、女性のための教育や、女性を守るための社会制度、保護施設などは、一切ありません。ビルマ軍政の暴挙によって肉親を失った、あるビルマ人女性は、またいつ不幸が訪れるともわからず、家族を悲しみに巻き込むことになるかも知れないから、国に平和が訪れるまで結婚はしないと言います。国が平和でなければ、女性たちに安心と安全、平和がもたらされることはありません。

ビルマ民主化のリーダーでノーベル平和賞受賞者アウンサンスーチーさんは、ビルマ軍政によって拘束されて、今日で1013日になりました。彼女は、1999年、夫をがんで失いました。夫アリス博士は、以前から妻との面会を求めていましたが、ビルマ軍政がビザ発給を拒否したため、妻とは1995年に会ったのを最後に、英国で還らぬ人となりました。スーチーさんが彼に会うためにビルマを離れれば、軍政が彼女の帰国を認めないことはあきらかでした。ビルマに民主主義を求め、逮捕されている多くの政治囚たちの解放を訴えている彼女は、国と国民の平和を一番にして、国を離れることはありませんでした。今でも、彼女は、英国にいる2人の息子たちと会うことは出来ないでいます。

1975年、国連は3月8日を「国際女性の日」と定めました。以来、世界中で、この日を記念したイベントが催されてきました。今日の国際女性デーに、女性の平和を思ってください。それは、世界の平和を思うことです。そして、ビルマの平和のために、アウンサンスーチーさんが一日も早く解放されるように、心に祈ってください。

2006年3月8日

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